天台宗

京都の天台宗の寺院

 京都の天台宗の寺院



天台宗は、804年(延暦23年)伝教大師最澄が唐に渡って学び
帰国後、京都比叡山の延暦寺で広めて行った仏教の宗派のひとつです。

天台宗の教えは

  「すべての衆生は仏陀になれる」 と説いています


天台宗の三門跡は、三千院、青蓮院、妙法院で
これに曼殊院と毘沙門堂を加えて五門跡としています

(注・門跡寺院(もんぜき)・・・天皇はじめ皇室に関わりのある寺)


■延暦寺

比叡山にある天台宗の総本山。
天台宗を広めるために伝教大師の最澄が薬師堂(現在の根本中堂)を
創建したのが始まりです。最澄没後延暦寺となりました。

延暦寺は山内にある、東塔・西塔・横川に建つそれぞれの堂の総称です。
法然、親鸞、栄西、道元、日蓮などの新しい仏教の開祖となった名僧を
輩出しています。

中心である東塔には、延暦寺の本堂である根本中堂、戒壇院
大講堂などがあります。


             根本中堂 



■三千院

伝教大師最澄が比叡山に建てた小堂が起源になっています。

さざなみの滝を模した庭園の一角に、往生極楽院阿弥陀堂の本堂が建ち
周りを杉の木立と苔が覆っています。



■青連院

天台宗の門跡寺院で智恩院の北側、粟田口にあります。

最澄が比叡山東塔南谷で修行した青蓮坊が始まりです。

関白藤原師実の子の天台宗座主の行玄の時代に門跡になり
市内粟田口に院を建立。庭園は室町時代の相阿弥の作。
小堀遠州作の庭園には、春に咲く美しい霧島ツツジが有名。

全身が青色で彩られている青不動明王は、高野山の赤不動、園城寺の
黄不動とともに日本三不動とされています。



■妙法院
元は比叡山の一院でありましたが、鎌倉時代初期に後高倉天皇の皇子が
入寺して天台宗の門跡寺院となりました。



■曼殊院



比叡山西塔にあった東尾坊で、各地をめぐった後に室町時代末期に
曼殊院という門跡寺院となりました。

大書院にある欄間や引き手金具などには、桂離宮の意匠が
取り入れられています。

不動明王像は国宝です。狩野永徳や探幽の襖絵なども有名です。
枯山水の庭園には、樹齢400年といわれる松があります。



■毘沙門堂

京都の七福神のひとつ毘沙門天を本尊として、後西天皇の皇子が入寺して
門跡寺院となりました。



■寂光院

平の清盛の娘建礼門院が、わが子の安徳天皇や平家一門の菩提を
弔いながら余生を送った天台宗の尼寺です。

境内にある池や桜は平家物語から、汀(みぎわ)の池、汀の桜と呼ばれています。

平成12年に火災で本堂が焼失しましたが、今年(平成17年)4月に
再建されました。

(注・汀(みぎわ)・・・水際の意味)



■三十三間堂



本堂内の柱の間の数が33あることから、通称三十三間堂と呼ばれています。
正式名は蓮華王院といいます。

国宝の、南北65間(約120メートル)の本堂内には
1001体の千手観音像が安置されていて、中央の本尊坐像は
運慶の長男湛慶の作です。

南大門と築地塀は桃山時代のもので、重要文化財です。

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