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京都は、良質の水が豊富にあり、京料理に
欠かせない豆腐や湯葉、麩、酒造りなど
積極的に新しい技術を取り入れ品質の高い
製品を作り出していきました。
一般に「京料理」と呼ばれる料理は、全体の
色合いが淡白で、味も他の料理よりも薄めに
なっています。
貴族たちの饗宴料理、武家の形式を重んじた
本膳料理、仏事に関係する精進料理、そして
茶道ととも発展した懐石料理、それらの長所を
うまく取り入れ調和して作り出されたのが
京料理です。
■川床料理
夏の暑い時期、渓流の上に座敷を張り出し
その上で川のせせらぎを聞きながら涼をとり
酒を酌み交わしたり料理を戴いたりします。
京都では北山の奥、貴船の渓流沿いの川床料理が
有名です。
また、松原から御池辺りまでの加茂川の西岸に沿って
各料理店などが川の上に「床」という座敷を張り出して
酒や料理を提供し京都の夏の風物詩になっています。
■鱧(はも)を使った料理
京都の夏の料理には欠かせないものです。
特に祇園祭には「鱧料理」がメインになります。
湯に通し、冷水にさらし、酢味噌などで戴く「落とし」や
「天ぷら」「吸い物」「酢の物」「焼き物」「鍋物」など
様々な調理方法があります。
■普茶料理
精進料理の一種で隠元禅師が、宇治の黄檗山万福寺に
伝えたのが始まりです
他の精進料理と違い、中国風に数人で一卓を囲み
大皿から各自で料理を取り分けて食べます。
■鯖寿司
京都は海に遠く、新鮮な鯖が手に入らないため
日本海の若狭から一塩物の鯖を、俗に鯖街道と呼ばれる
道を通って京都に運んでいました。
塩鯖を三枚におろして酢で締め、押し寿司にしたのが
鯖寿司です。祇園祭りはじめ京都の様々な祭りに
欠かせないご馳走です。

■湯豆腐
豊富な良質の水に恵まれている京都は、寺院の数も多く
精進料理として使われる豆腐の品質も格段に改良され
湯豆腐を始め豆腐の料理を提供する店が多く
京都の名物料理になっていきました。

■大根炊きの行事
千本釈迦堂で毎年12月に行なわれる行事で
大釜で煮た大根を参拝客に振舞うというものです。

鎌倉時代、三世滋禅上人が大根の切り口に
梵字を書いて魔よけにしたのが起源です。
この大根を食べると中風除けや病除けになると
いい伝えられています。
また、右京区の鳴滝の了徳寺でも同じような
大根焚きの行事があります。
■かぼちゃ供養の行事
左京区の鹿ヶ谷の安楽寺で、毎年7月に行なわれる行事で
京野菜のひとつです。
ひょうたん型の「鹿ヶ谷かぼちゃ」を煮て参拝者に
振舞います。やはり、病除け、中風除けの行事です。 |